JALプレミアムエコノミー搭乗記|エコノミーとの違いを徹底レビュー!こんなひとにおすすめ

みなさん、こんにちは!健康オタクな旅好きWebライターのSaeです!
この記事では、JALプレミアムエコノミーを徹底レビューします。

日本からロサンゼルスやサンフランシスコまでは、9時間以上もかかる長距離フライト。
そこで、最近はプレミアムエコノミーにお世話になっています。

実際「プレミアムエコノミーってどうなの?」と気になっているひとも多いのではないでしょうか?何がプレミアム?エコノミーとの違いは?

結論から言うと、いつものエコノミーとは快適さが段違いでした!

ただし、万人にはおすすめしない理由もあります。
今回は、実際に体験して感じた良かった点や気になった点を、サービスごとにお伝えします。皆さんのメリット・デメリットの判断材料になれば嬉しいです。

「プレミアムエコノミー(以下:プレエコ)」は、エコノミーとビジネスクラスの中間に位置するJALのシートクラスです(下画像のオレンジのエリアがプレミアムエコノミー)。

画像で分かるように、座席数はビジネスクラスより少なく、静かで落ち着いた空間として好まれる傾向があります。

導入路線は北米・ヨーロッパを中心に、香港やシンガポールなど一部アジア路線にも広がっています。
※ちなみに、JAL国内線では「普通席」「クラスJ」「ファーストクラス」の3クラス展開で「プレミアムエコノミー」はありません。

ボーイング777-300ER(773)

小さい機種はさらに座席数が少ないので、早めの予約をおすすめします!

では、プレエコの座席やサービスはどんなものか?
ここからはサービスごとに、わたしが感じたメリット・デメリットを含めて紹介していきますね。

専用カウンターでチェックイン。

プレミアムエコノミー専用のカウンターがあり、スムーズにチェックインが可能です。
海外の空港で専用カウンターがない場合は、ビジネスクラスのカウンターで対応してくれるのも嬉しいポイント

長蛇の列に並ばずにチェックインが出来るのは、出発前のストレスがぐっと減る大きなメリットです。

JAL指定ラウンジが利用可能。

プレエコでも、対象の空港ではJALのサクララウンジが無料で利用可能です。
人気のラウンジを追加料金なしで使えるのは、嬉しい特典のひとつ!

羽田空港第3ターミナルにあるJALサクララウンジは、2フロアに分かれており、782席もある国内最大級のラウンジです。

広々としたラウンジ内は、滑走路を見渡せるカウンター席や、マッサージチェア、シャワールームまで完備!長距離フライトに備えて、こころも体もリラックスできる空間です。

ダイニングには和洋折衷、種類豊富な食事がビュッフェ方式で提供されています。
ドリンクは、お酒も含めてもちろん無料で飲み放題。メゾンカイザーのパンはいつも人気で、すぐになくなってしまうことも(補充されるのでご安心を)!

「JAL特製オリジナルビーフカレー」は是非食べて欲しい一品です!


ダイニングで食事を楽しんだあとは、カウンター席に移動して、これから乗る飛行機を眺めながらのコーヒータイム。

搭乗前からなんとも上質で特別なひとときを過ごせます(国際線サクララウンジは有料で利用も可能ですが、1人8,250円とかなり高額)※2025年4月現在

到着時に、預けた手荷物が優先的に出てくるプライオリティバッゲージサービス」も利用出来ます(ファーストクラス→ビジネスクラス→上級会員→プレエコの順)。


わたしがよく行くラスベガスまでは直行便がなく、乗継ぎの空港で、1度荷物を引き取らなければいけません。乗継ぎの時間が短いときに、荷物が少しでも早く出てきてくれるのは、本当に助かります。

今回利用したのは、JAL国際線の「787-9 JAL SKY PREMIUM」。

シートピッチは約107cmで、エコノミークラスの84〜86cmと比べて約20cmもゆとりがあります。
シート幅の49cmは、新幹線のグリーン車とほぼ同じサイズ。

写真モデルの母は162cm。ひざ前にしっかりスペースがあり、立ち上がったときの広さもこの通り。シートピッチのゆとりが写真からも伝わるのではないでしょうか?

座席自体は動かず席が前にスライドする設計。
前の席が倒れてくる事はなく、後ろの席にも影響が出ない空間を保つ事が出来ます。

前後に気を遣わずに過ごせるので、個人的に1番嬉しいポイントです!

ただ、ビジネスクラスのようにフルフラットにはなりません。159cmのわたしでも足をまっすぐ伸ばしきれず「あともう少し倒れてくれたら……」と感じる瞬間も。

とはいえ、エコノミーと比べると快適さは格段に違いました。長距離フライトでは、前後を気にせず過ごせることが大きなメリットになると思います。

エコノミーよりもドリンクや軽食のサービスが少し増えます。
芋焼酎やスパークリングワインなどが飲めるのは、お酒好きには嬉しいところ。

また、好きなときに注文できるJALオリジナルのカップ麺「うどんですかい」は、美味しいのはもちろん、食べやすいミニサイズで、母もいつもおやつ代わりに頼んでいます。

一方で、機内食はエコノミークラスと同じメニュー。「プレミアム」といっても、クラスとしてはあくまでもエコノミー扱いである点は忘れずに理解しておきたいところです。


とはいえ、最近は企業や有名シェフとコラボしており、クオリティーもかなり高くなっています。機内食のメニューは時期によって変わるので、JALの公式ページからチェックしてみてくださいね。

サンフランシスコ行き2回目の機内食は無印良品とのコラボ!


羽田空港出発の便でエコノミー・プレエコ・ビジネスの料金を比較すると、プレエコはエコノミーの約2倍になることもあります。

航空券の価格は、搭乗日や予約の時期、チケットクラスの条件(キャンセルや変更の可否など)によって大きく変動します(同じ行き先でも、選ぶタイミングと条件で、1〜2万円以上の差が出ることも)。

下記の価格表は、2025年6月11日出発・往復購入時における、片道あたりの正規料金(税込・燃油サーチャージ別)です。
※日程・空席状況・購入時期により変動するため、最新の料金は公式サイトでご確認ください。

   行き先     エコノミー   プレミアムエコノミー    ビジネス   
サンフランシスコ153,430円203,550円509,330円
ホノルル62,550円143,330円339,330円
パリ170,500円310,500円375,500円
 JAL公式サイト掲載(2025年5月2日現在)


エコノミー料金と比べ、最低でも5万円以上の差が出るケースが多いため「旅先でのグルメや宿泊代にお金をかけたい」と考えるひとには、プレエコは慎重に検討すべき価格帯かもしれません。

・長時間のフライトや乗換ぎがあるひと
・フライト前にラウンジで落ち着いて過ごしたいひと
・腰痛や膝痛などがあり、できるだけ負担を軽くしたいひと
・JALマイルが2万マイル以上あるひと(※片道2万マイルでアップグレードが狙える)

冒頭でもお伝えした通り、わたしは飛行時間の長い、ロサンゼルスやサンフランシスコ便をよく利用します。実際にエコノミーとプレエコの両方を経験して、疲労度の違いを体感しています。

 ・なるべく旅費を抑えたいひと
 ・短距離〜中距離(5時間くらいまで)移動のひと
 ・JALサファイア会員のひと(エコノミーでも優先搭乗やラウンジ利用が可)
 ・小さいお子様が同乗するひと※

※4友人家族が4歳のお子様とプレエコを利用した際、アームレストが固定されておりぐずってしまったそう。エコノミーと違ってアームレストを上げられないため、小さい子を横に寝かせるのが難しい点には注意が必要です。

「広々とした座席」と「ラウンジ体験」。
ビジネスのようにフルフラットにはならないものの、座ったままでもストレッチできるほどの余裕があり、前後左右の圧迫感がかなり軽減されます。さらに、出発前に落ち着いて過ごせる専用エリアの存在。

わたしにとって、この2つがプレエコを選んだ大きな理由です。

JALマイレージバンクでは、貯めたマイルを使ってアップグレードしたり、プレミアムエコノミーの特典航空券が購入できます。


わたしたち親子も、JALカードでコツコツ貯めたマイルでプレエコに乗ることが多く、普段の買い物や公共料金の支払いもカードを活用しています。

行き先によって異なりますが、主要都市への必要マイル数は以下の通りです。必要マイル数は、行き先や時期によって変動します。最新の情報は以下のJAL公式サイトでご確認ください。
JAL国際線特典航空券 必要マイル数

   行き先     エコノミー   プレミアムエコノミー    ビジネス   
サンフランシスコ25,0003250050,000
ホノルル20,00030,00040,000
パリ26,00035,00055,000
特典航空券購入に必要な片道マイル数・東京発着便(2025年5月2日現在)JAL公式サイトより

チケット購入後、1つ上のクラスにアップグレードするのに必要なマイル数は以下の通り。
JAL国際線アップグレード特典 マイル早見表

行き先プレミアムエコノミー     ビジネス   
サンフランシスコ20,00030,000
ホノルル 15,00025,000
パリ20,00033,000
アップグレードに必要な片道マイル数・東京発着便(2025年5月2日現在)JAL公式サイトより

アップグレード時は、対象のチケットを購入しなければいけない等の条件や、マイルがあっても空席がなく手続きできないケースもあるため、事前に条件を確認しましょう。

マイルがあればビジネスにアップグレードも夢じゃない!
疲れている帰国便だけアップグレードするのもおすすめ♪

JALの公式サイトでは、不定期で国際線タイムセールや期間限定キャンペーンが実施されています。セールは時期によって内容が変わるため、お得なチケットを狙うなら定期的なチェックが欠かせません。

お得にプレエコを利用するチャンスを逃さないためにも、セール情報やマイル条件は、公式サイトやメルマガでこまめにチェックしてみてくださいね。

メルマガ登録はこちらから。
JMB(JALマイレージバンク)メールサービス公式ページ

いかがだったでしょうか。


この記事で紹介した各サービスが、皆さんの旅の選択を考えるヒントになれば嬉しいです。そしてプレエコに興味があるひとは、ぜひお得な情報を見逃さずにチェックして、体験してみてくださいね!

羽田空港・サクララウンジや機内の様子をもっと知りたい方は、こちらの動画もご覧ください。

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